医研ブログ

タバコやめたら、病気に

禁煙してから体重が毎月1kg増加。1kg×12ヶ月×10年=120kg+現在の体重。え~10年したら200kg以上。肥満により高血圧、糖尿病、虚血性心臓疾患、脂肪肝、胆石症、変形性膝関節症を複合発症。夢なら早く、覚めてほしいと願った瞬間に目が覚めた。


禁煙して半年。食事がおいしいというより口が寂しくついつい食べ過ぎてしまうが、上述のようなことはなく、5kgの増加で落ち着いた。


いまは、禁断症状がないので、喫煙しなくとも全席禁煙のお店で食事ができる。長い時間の飛行にも堪えられる。何より回りの方に迷惑をかけないですむのがいい。

(dolphin)

シンポジウム開催しました

さる10月17日、大手町の経団連会館でシンポジウム「在宅ケアと街づくり─高度高齢化社会の新たな課題」を開催しました。当日は150名を超える方々がお集まりくださいました。ご参加ありがとうございました。


従来のシンポジウムでは、医療制度にかかわる1トピックを取り上げることが多かったのですが、今回は「医療」や「介護」を必要としない地域住民までも対象に、高齢化社会について議論していただきました。


政治や経済の動向からも転換期の感が強いこのごろですが、今後は、住民としてどのような地域社会を望むのか、そして実現のために自分はどうかかわるのか、ということを考えずにはいられない世の中になっていくのかなあという印象を持ちました。さて、人心ばらばらな世の中ではありますが、「健康」をキーワードに、将来合意形成していけるでしょうか。


シンポジウムの講演概要は、近日中にホームページで公開予定です。また、講演&総合討論フルバージョンを収載する機関誌『医療と社会』18巻4号に掲載予定です。


(イガラシ)

1000円に値上げすれば、禁煙するか

答えはノー。健康、財源の面から、タバコの価格が論議されている。


いくらに値上げすれば、喫煙はやめられるのか。アンケートは、自分に理想の姿を重ね、希望的観測も含め回答される。昔、タバコが1箱100円だったころ、倍の200円になったらやめるとアンケートに答えた覚えがある。それから30年近く毎日2箱吸い続けた。年間のタバコ代はおよそ30万円。こんなお金があれば、海外旅行にも行ける。薄型テレビも買える。


だが、人間、趣味と嗜好についての金銭感覚は甘くなる。とくに喫煙は麻薬と同じように習慣性をもたらす病気なので、金額の多寡でやめることはないだろう。健康面から論議するのであれば、喫煙者は歴とした病人なのだから、医師の適切な治療を受けるように指導することが本来的である。経済的負担が大きくなれば購入機会が減るというのは、“風が吹けば桶屋が儲かる”論理とおなじで、なんとも気の遠くなる話である。繰り返すが、禁煙できないのは意思が弱いからではなく、喫煙は病気だからである。

(dolphin)

医療従事者の「殉職」

事務局のイガラシです。


いまネット上で、お医者さんや看護師さんの業務中の出来事による死亡=殉職の件数を調べているのですが、調べ方が悪いのか、コレだ!という資料が見つからず、難儀しています。


医療従事者の生命を脅かす出来事で考え付くのは、
1)患者からの感染
2)患者からの暴力(「ER緊急救命室」でも患者に殺された医学生がいましたね)
3)過重労働による自殺
ですかね。考えるだけでも怖ろしい…。


1)の関連では、全国エイズ拠点病院での1996年から1998年の3年間の針事故調査の資料がありました。4件/100実稼動病床1年の頻度で針事故が生じているそうです。HIV陽性患者での針事故は88件、HCV 7,708件、HBV1,862件で、事故によるHIVの感染例はなく、HCVは28件で感染率は0.4%とのこと(http://www.acc.go.jp/kenkyu/hiyorimi/2000hiyorimi/38.htm)。このうち、亡くなった方がいるかどうかはわかりません。ちなみに「消防白書」によると、平成18年に公務中に死亡した消防職員・消防団員は7名だそうです。一概に比較できませんが、医療従事者も危険な職場に身をおいているのは確かですね。


Googleで「医師&殉職」というキーワードで検索すると、最初の10件の結果に出てくるのは、広島の原爆投下時に、市民の救護にあたって亡くなられたお医者さんと看護婦さんたちに関するサイトと、お医者さんの自殺に関するサイト。昔も今も、お医者さん受難の時代であることに変わりはないのですね。

『医療と社会』18巻1号発行されました

事務局イガラシです。久々のエントリーです。


『医療と社会』18巻1号が出来上がりました。「アジア・太平洋地域の医療保障制度」特集号です。インド、オーストラリア、中国、韓国、シンガポール、台湾、フィリピン、それに日本の医療保障制度を対象にしています。


このブログでもお伝えしたように、特集号発行に先駆けて3月にシンポジウムが行われましたが、「日本の医療制度は問題だらけだと思っていたけど、他の国に比べればまだマシだよ」と感想を述べられる参加者もおられました。


手厚い医療が提供される国もあれば、自助努力でどうにかしなさいという国もあり、国情や文化の違いに応じて制度はさまざまですが、他の制度の研究あるいは比較を通じて、またひとびとの需要に応じて、柔軟に変化を受け入れられる制度であってほしいです。


個人的には現在の日本の医療制度には満足していますが、就業状態、健康状態が変わってしまったときにどうなるんだろう、という不安はあります。健康で働けるうちの負担は大きくても、健康状態が悪くなったり、障害をもったり、高齢になったときに安心して頼れる制度がいいですよね。


現在の制度はあらかじめ熟知していないと、どうも損をしてしまうような印象があります。制度のお勉強がきちんとできていないと損するなんて、不公平ですよね!学歴が高いほど健康状態がよい、という研究があるそうですが、こんなところにも理由のひとつがある気がします。

「アジア・太平洋地域の医療保障制度」シンポジウム

事務局イガラシです。


3月1日・2日に、「アジア・太平洋地域の医療保障制度シンポジウム」が一ツ橋の学術総合センターで開かれます。『医療と社会』18巻1号(2008年4月刊行予定)に掲載予定の、「アジア・太平洋地域の医療保障制度」特集論文執筆者の先生方に、それぞれの研究内容をお話いただきます。座長は、特集号で責任編者をお願いしました井伊雅子先生(一橋大学大学院国際・公共政策大学院教授)です。


当日は研究発表の後に、各国の医療事情にお詳しい研究者の方々にコメントをいただく予定です。フロアからのコメント・質問も歓迎いたします。座席数が限られておりますので、ご関心のある方は早めにお申し込みをikensympo2●iken.org(●を@にしてください)まで!ホームページトップにて詳しいご案内をしております。

最近の気になった番組から

とある小学5年生のクラスでの出来事~(NHK特集「5年1組小皇帝の涙」より)


生徒「今はあんまり成績がよくないけど、これからもっと勉強して将来はお医者さんになりたいです」


先生「お医者さんは人の命を預かるとても大切な職業です。成績の悪い子が目指すべき職業ではあり
ません」


こんな会話が普段から飛び交っているのは、「一人っ子政策」を続ける中国。子供たちは超過保護に
育ち「小皇帝」と呼ばれ、将来に対する親の期待は絶大だ。授業を終えて家路を急ぐ子供たち。
家に帰れば山ほどの宿題をこなし、その進捗状況を10分置きに確認する親たち。
ある日、成績の良い生徒がまとまって帰りの掃除当番を怠って帰ってしまった。翌日のホームルームで先生に大層怒られるが、怒られた女児の一人が泣きながら「早く帰らないとお母さんに叱られるの。
帰りが遅ければ宿題やる時間が少なくなるでしょうと言って、ものさしで打ったりするの」と訴える。
泣きじゃくる女の子の背中をさすってやりたいと思うのが大人というものだと思うし、先生もそうしていた。しかし親たちの言い分はこうだ。「私は国営企業で働いていてリストラに遭った。子どもに将来いい就職をさせようと思えば勉強を強いるのは当然のこと」「私たちの子どもは一人だけ。子どもが将来いい大学に入って、いい会社に就職すれば私たちの子育ては100%成功したと言えるが、子どもが希望の就職先に入れなければ私たちの子育ては100%失敗したことになる」大学新卒で就職できない人たちが20%以上いる競争社会では、親の焦りは相当なものらしい。


やがてクラスは成績が良い子のグループ、普通の子のグループ、出来の悪い子のグループに自然と
分かれていく。成績トップの子の背中を一生懸命追いかけるある男児の座右の銘は「朱に交われば
赤くなる」だ。「成績の悪い子と遊んでいた頃は、怠けることばかり考えていた。それじゃダメなんだ」
中国政府はこの高まる一方の教育熱を何とか冷まそうとしているがなかなか突破口を探れないでいる。番組の最後は上述の女児の言葉で締めくくられる。「共産党大会で小学生の負担が重過ぎる、
軽くしようと言っていたけど、私たちのカバンは重くなる一方よ!」


こんなに頑張っている子どもたちの将来が是非とも報われる社会であって欲しいと願うが、私たち日本人が、次の世代でも複雑でデリケートな中国社会と付き合っていくことになるのも確からしい。
(事務局 ナカムラ)

年の初めに 

1月4日の東京株式市場は大幅に下落し、経済に先行き不透明感が拡がった。医療においても医療費適正化計画、後期高齢者医療制度がスタートするが、日本の医療の方向が見えない。人口の高齢化と医療技術の進歩により益々増加する医療費と限りある医療資源の狭間で生じる課題に向け、医療科学研究所は、社会の英知を結集し、新しい時代への回答を表明する場としての役割を担いたいと願っている。
本年も、研究活動を活発に推進していく所存ですので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
                                                   事務局長 内山

語学問題

事務局イガラシです。

先日、英会話習得をめざす友人にアドバイスを求められたのですが、(1)お気に入り映画のDVDとシナリオ本を購入し、(2)繰り返し見る&聴く、という学習法を提案しました。読み書きの基本ができていたら、あとは耳の訓練次第で会話は上達すると思うんですよね。子供が言葉を覚えるのと同じで、たくさん経験を積めば、単語でなく文章で聞き取りができるようになる。残る問題は、時間をどれくらいかけられるか、です。語学習得に近道はなし。

このようにコツコツと努力すれば上達するのは自明なわけですが、栄養ドリンク的に即効性のある学習法というのも存在するのでしょうかね。研究者の方は海外への出張や学会報告の機会も多いと思いますが、事前に英会話学校に通われたりするのでしょうか。

今年の流行語大賞は?

事務局の中村です。


毎年、年末になると流行語大賞の選出が話題になりますが、ノミネートされるであろう流行語に「工場萌え」なる言葉があるのをご存知ですか? 私、昨日知りました。


読んで字のごとしで、意味は「工場を眺めて、萌えること」だそうです。工場プラントを昼、夜と愛で、その外観に魅了される人が多く存在し、ブームの火付け役となった「工場萌え」なるフォト&ガイドブックが版を重ねているそうです。ちょっと覗き見してみた写真集は、かなりの迫力!夜間照明に照らされたコンビナートプラントは圧巻で、「鉄錆部分に哀感を覚え、筒状のパイプに艶を感じる」と称した人を笑えなくなりました。工場巡りをするツアーもあるそうですから、大したブームです。


因みに、「萌え」の意味は、「オタク文化において、アニメ・漫画・ゲーム等様々な媒体における、対象への好意・傾倒・執着・興奮等のある種の感情を表す言葉」だそうです(Wikipediaより)。この言葉、市民権を持ち続けて長くなりますが、私は本来の「(草木が)芽吹く」という意味を遠ざけているようで、あまり好きにはなれません。


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