医研ブログ

財団退職にあたって

6年間強の財団生活を終えようとしている。


この間、人口の高齢化がさらに進み、社会保障は極限を迎え、社会は疲弊してきた。
先進国は生産の空洞化によりGDPが減少し、景気に限りが見え、直接税の増収は期待できない。


我がままばかり言っても仕方ない。医療も我慢が必要なのかもしれない。
ターミナルケア、臓器移植等を皆で考えなおす時機かもしれない。


年をとると、いままで別世界の疾患だった白内障、緑内障、高血圧、糖尿病、高脂血症、前立腺肥大、膝関節症、帯状疱疹などが身近になる。だがこれらの疾患と無縁のものもいる。天から同じ肉体を授かっているのに。ここに大きな答えがあるのかもしれない。


(内山)

マルクスとドラッカー

44年前にドラッカーが来日し、日本の財界人と懇談した。

財界人は、今後、日本は何をしたらよいのかと質問した。予想に反し、今の日本がするべきことはこの美しい海、山、川を将来に残すべき努力をすることであると答えた。
動物も人も豊かな自然の中ではすくすくと育つが、自然環境が破壊されるとたちまち自滅する。

人には自然破壊以上にやっかいな、人の尊厳性を傷つける社会環境がある。ドラッカーは人が人らしく生きるための哲学を教示した。マルクスも同じである。彼らの誕生の背景にファシズムがあった。

だれにも束縛されることなく自由に、寿命のままに生きたい。

(内山)

ホームカミング開催

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8月26日に恒例のホームカミングを開催しました。共通項が研究対象=医療というだけで、専攻が異なる研究者同士が意見交換する機会はあまりないと思います。この会がよい刺激になっているとよいのですが…。

豪雨の中ご参加いただいた研究員OB,OGの方々には大変感謝しております。お忙しいなかのご参加ありがとうございました!

(イガラシ)

『医薬品流通論』韓国語版

2003年に出版された『医薬品流通論』の韓国語版が出版されました。日本の流通問題への関心の高さから出版の要請があったのでしょうが、韓国にも「近代化」を要するような現状があるのでしょうか?


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『医療と社会』の最新号には、昨年度の医薬品流通研究会の成果報告が掲載されています。

http://www.iken.org/activity/paper/past/h23/index.html

シンポジムのご案内

今年度シンポジウムの概要が決まりましたのでお知らせします。

第21回公益財団法人医療科学研究所シンポジウム
「医療・介護の連携と機能分担:診療報酬、介護報酬の同時改定は何を目指すべきか」
座 長:遠藤久夫先生(学習院大学経済学部教授/(公財)医療科学研究所評議員)
日 時:平成23年10月21日(金)13:30~17:30
場 所:東京国際フォーラム ホールB5

詳細については後日ホームページでご案内します。

(イガラシ)

こんなになるまで…

ふと中村さんの手元を見ると、指先で見慣れぬものを操っている。

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こんなに短い鉛筆でメモを取っていました。この短さでよくも文字が書けるものだと感心。よくみると少し指先が震えているような。

本人によると、公益法人になったので文房具も無駄な使い方をしないように心掛けているとのこと。
しかしながら、作業効率は極めて低いそう。本末転倒では…?

資源の有効利用というよりも、中村vs鉛筆の根気比べです。

イガラシ

安全は予防から

都会の喧騒を離れ、海中に身を沈めると、青、赤、黄の魚が群れている。ほっとする。エアータンクを背負って、少しでも長く海の景観を満喫しようとするが、タンクのエアーに限界があり、満喫できる時間は30分から40分である。


ルールさえ守れば、ダイビングは安心なスポーツといえるが。リゾート地では遠くから来た利用者に必要以上のサービスをしようとして、タンクのエアーが少なくなってももぐらせている。春にいった沖縄のダイビングショップがそうだった。エアーが少なくなったので、インストラクターにエアーをくれと合図したが、OKのサインしか帰ってこず、最後は、自力で緊急浮上した。一つ間違えば、事故につながった。ダイビング事故原因の多くは、誤った判断によるといわれている。このたびのケースもガイドの判断ミスである。


自分の安全は自分で守る。これがダイビングで得た教訓である。健康も病気になってから医療を受けるのではなく、病気にならないように自己管理を心がけたい。メタボやメタボに起因する疾患などは、予防することで大事に至らずにすむ。日本の医療はフリーアクセスとしているため、病気になったらなったで、医療を受ければよいと、日頃の健康管理をおろそかにしている人を見かける。予防は無料だが、治療は多くの人の手と費用を煩わせると戒めたい。


(内山)

シンポジウムご参加ありがとうございました

10月22日(金)シンポジウム「医療組織のマネジメント」を丸ビルホールで開催しました。当日は160名ほどのご参加をいただき、盛況に開催することができました。みなさまご参加ありがとうございました。

当日の模様は近日中にホームページでご紹介します。また例年通り、講演録は来年1月発刊予定の『医療と社会』に掲載する予定です。そちらもご覧になってくださいね。

(イガラシ)

AED

AEDを使用するかしないかによって、生存率が大幅に異なる。AEDを使い救助するには、講習を受けなければならない。当財団の事務局員は消防署より上級救急救命士の認定を受けており、AEDが使用できる。上級救急救命士の認定には8時間の受講が義務付けられる。

ダイビングでも、事故に遭遇したダイバーを救助するレスキューダイバーの講習が義務付けられている。実技を含め、3日間の講習と、筆記試験がある。筆記試験は分厚いマニュアルから問題が出されるが、マニュアルを読破するだけでも10時間以上要する。

いずれの講習においても、救助においては状況を冷静に判断し、事故者より救助者の安全確保を優先することが強調される点は共通している。

(内山)

医療費は予防で削減

 今年の夏は、例年になく真夏日が続いたとのこと。炎天下のアスファルトの上で、満員電車の中で、思い浮かんだのは海の情景だった。海の中は天然の水族館で、青、赤、黄色などの小さな熱帯魚が珊瑚に群れている。場所をかえれば、バラクーダやハンマーシャークの群れやマンタに遭遇できる。こんな素敵なダイビングにも事故はある。ダイビング事故の原因の多くは、器材や心構えなどの準備不足にある。

 病気も、事前予防で大事に至らないことが多い。糖尿病は遺伝に大きく起因するといわれているが、カロリー摂取を控えることにより予防できる。お菓子を食べ、夜食にラーメンでは、糖尿病も逃げてはくれない。糖尿病予防には、食事制限と運動が効果的である。特に食物には注意を要する。我慢。我慢。肥満の人を見ていると、食事制限しているといいながら、結構、お菓子などをつまんでいる。

 糖尿病が怖いのは、腎臓などの毛細血管が集まっているところに障害が出る。人工透析している人で、糖尿病に起因していることが多い。

 予防を心がけることで大事に至らず、強いては医療費の抑制になることを肝に銘じ、運動、食事制限を心がけたい。

(内山)


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