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シンポジウム

医研シンポジウム 第14回シンポジウム
三次元空間としての病院デザイン
 

日 時
2004年10月15日(金)
午後1時30分〜午後5時30分
会 場
経団連会館 11階 国際会議場
〒100-8188 東京都千代田区大手町1-9-4
参加費
無 料
主 催
財団法人 医療科学研究所
後 援
厚生労働省

開催趣意

近代国家における病院は、野戦病院の救命措置から廃兵院での補償につながっていた。往時の庶民には医療は稀なる天恵であって権利ではなかったし、病院はしばしば棄民場で、なかでも避病院や隔離病棟は差別と偏見の象徴でもあった。一方で外科手術の対象領域拡大、とくに罹患組織の切除への医師の思い込みは、労働集約性と徒弟制の混合した制度を生み、病院の大規模志向へと繋がった。

現代に至り漸く病院を生活空間として見る流れが始まったが、建築家と医療専門職の理解の溝は深く、改築期を迎えた病院には混乱が見られ、漸く承認された公共空間の重視と対照的に、急性期病院には肝要な清潔保持に重要な欠陥がある。

病院空間を考える際の反面教師は、関係者の思惑が入り乱れた建築様式によく反映される。とくに病院内でのヒト・モノ・情報の移動に対する配慮は、日本では皆無と言わざるを得ない。ヒト(受診者・医療関係者)を重視した設計はない。

日本で優先順位の高いのは、表題の通り病院を三次元空間と解する改革である。敷地の狭小を名分に郊外に移転するのは、土地という二次元空間に縛られた旧弊な思想である。主要施設を平面に展開せず高層建築に収納すれば、住民の大多数が利便を受ける都市型病院となり、緑地空間、研究空間、宿舎、さらには入院患者の家族への対処も可能になる。日本人の80%が病院で死を迎える現在、理性的な未来認識が強く求められる。

プログラム

13:30 開会挨拶 財団法人 医療科学研究所 理事長 森 亘
13:40 来賓挨拶 厚生労働省 医政局長 岩尾 總一郎
13:50 座長挨拶 財団法人 医療科学研究所 理事
国立病院機構 大阪医療センター 名誉院長
古川 俊之
14:00 シンポジスト発表 大阪大学大学院 医学系研究科 教授 大野 ゆう子
名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 教授 川崎 和男
大阪電気通信大学 医療福祉工学部
医療福祉工学科 教授
長倉 俊明
早稲田大学 理工学部 建築学科 教授 古谷 誠章
15:20 休 憩
15:40 総合討論
17:15 座長まとめ
17:25 閉会挨拶 財団法人 医療科学研究所 専務理事 山本 平
司会進行 財団法人 医療科学研究所 専務理事 山本 平