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シンポジウム

医研シンポジウム 第15回シンポジウム
安全・安心・信頼の医薬品流通の構築
 

日 時
2005年10月21日(金)
午後1時30分〜5時30分
会 場
経団連会館 11階 国際会議場
〒100-8188 東京都千代田区大手町1-9-4
参加費
無 料
主 催
財団法人 医療科学研究所
後 援
厚生労働省

開催趣意

日本の医療サービスを支えてきた医薬品流通であるが、約15年前から大きな変革の時期を迎えている。それは、急速な高齢化を背景とする医療費増加に対応すべく進められた薬価引き下げ、医薬分業の推進、薬剤自己負担比率の引き上げなどの公的制度の変更が、医薬品流通の基盤を揺るがし、製薬メーカーや医薬品卸の競争を激化させたことが要因として指摘できる。そして、このことが現在に続く医薬品卸の再編成を生じさせたといえる。また、総価山買い、仮納入仮払い、過剰返品など、医薬品流通独特の取引慣行も、価格競争の広がりのなかで悪化してきたことは無視できない。

ただし、国民の健康を守る医療サービスに不可欠な要素であり、薬効とともに生命に関わる成分を内包し、副作用や相互作用も伴う高付加価値・高リスクの医薬品の流通が、余りに効率主義に偏ることで、患者視点が弱くなり、かつ社会的リスクを高めるのではないかとの見方がある。特に、緊急事態に対応できる安定供給体制、流通過程全体を通した在庫管理と品質管理体制の徹底(紛失や事故の防止)、処方・調剤過程でのミスの防止、販売中止やリコールにおける確実な商品回収、市販後の情報収集と副作用・相互作用情報の提供の必要など、医薬品流通には他の商品にはない特別の要件があるからである。また、患者の症状に適合する処方・調剤の実行、服薬指導や患者教育を通して医療の質を高めることで、国民の安心感と信頼を得ることが不可欠である。医薬品流通は、医薬品という商品の流れというよりも、患者の価値実現を目的として、製薬メーカー、医薬品卸、医療機関、そして患者との協働を柱とする価値の流れとみるべきといえよう。

このシンポジウムでは、医療サービスの基幹部分の一つである医薬品流通の現状、問題点、そして今後あるべき方向について、“患者にとっての安全・安心・信頼の観点”から、製薬メーカー、医薬品卸、医療機関の各関係者、有識者による討議を行う。

主たる論点は以下の通り。

  1. 供給の安定性と医薬品の安全性からみた医薬品流通の問題点
  2. 価値を高める情報共有、情報システム基盤構築の可能性
  3. 医療機関(特に地域医療の観点)が期待する流通の役割
  4. 専門情報提供者としてのMRとMSの役割
  5. 患者にやさしい医薬品流通のあり方(患者価値をどのように実現するか)

プログラム

13:30 開会挨拶 財団法人 医療科学研究所 理事長 森 亘
13:40 来賓挨拶 厚生労働省 医政局長 松谷 有希雄
13:50 座長挨拶 財団法人 医療科学研究所 評議員
青山学院大学 経営学部 教授
三村 優美子
14:05 シンポジスト発表
(各15分)
(五十音順)
日本製薬工業協会 流通適正化委員会 委員長 大来 邦夫
日本医薬品 卸業連合会 会長 松谷 高顕
クレコンR&C株式会社 代表取締役社長 木村 文治
北里大学 薬学部 教授 望月 眞弓
厚生労働省 医政局 経済課長 二川一男
15:30 休 憩
15:50 総合討論
17:15 座長まとめ
17:25 閉会挨拶 財団法人 医療科学研究所 研究所長 嶋口 充輝
17:30 閉 会