産官学が連携して取り組むべき課題とその解決に向けて
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医療科学研究所に設置された「産官学懇談会事業等委員会」では、産官学の各分野から専門家が集まり、医薬品産業に係る課題について討議を行っています。そこで焦点とされた課題について、広く情報を提供し問題意識を関係者で共有するとの観点から、委員会のメンバーや外部の専門家にお集まりいただき、産官学シンポジウムを毎年5月に開催しています。
医療や医薬品を取り巻く科学技術の進歩、IT、AI等の活用などを踏まえ、最先端の課題をテーマとして取り上げています。これまでのテーマは以下のとおりです。2017年以降のシンポジウムについては、タイトルをクリックすると事務局編集による抄録がご覧になれます。
第1回(2013年)から最新回までの産官学シンポジウムの講演録は、機関誌『医療と社会』でご覧になれます。
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産官学懇談会事業等委員会委員長
近藤 尚己
京都大学大学院医学研究科教授
東京大学未来ビジョン研究センター特任教授
医療科学研究所理事
産官学シンポジウムのこれまでのテーマ
※括弧内は座長(肩書略)
- 2023(令和5)年
- 創薬力/生産性向上の処方箋:求められる人材と組織の多様性-様々な取り組みの成果と課題-(中村洋)
- 2022(令和4)年
- 日本の創薬力強化に向けた産官学の役割と連携―コロナ禍に学ぶ連携強化とプラットフォーム構築の重要性―(近藤尚己)
- 2021(令和3)年
- エコシステムとヘルスケアの将来―デジタルトランスフォーメーション時代を踏まえて―(宮田裕章)
- 2019(令和1)年
- AIは創薬に何をもたらすか―日本の強みをどう生かすか―(白神誠)
- 2018(平成30)年
- 医療データヘルス改革―医療ビッグデータ構築とデータが生み出す変革の可能性―(中山健夫)
- 2017(平成29)年
- ASEANにおける医薬品アクセス問題と企業進出―ベトナムでの調査を踏まえて―(白神誠)
- 2016(平成28)年
- ASEANにおける医薬品アクセス問題と企業進出―インドネシアでの調査を踏まえて―(白神誠)
- 2015(平成27)年
- 新興国、発展途上国における医薬品アクセス問題と企業進出―何が問題・課題か―(白神誠)
- 2014(平成26)年
- 画期的新薬創出の加速のため、産官学は各々いかなる機能を果たすべきか(白神誠)
- 2013(平成25)年
- イノベーション推進への期待と課題(白神誠)
産官学少人数懇談会
産官学に係わりのある国内外の重要な医療上の課題について、産官学の主要な人々による忌憚のない情報・意見交換の場を提供することを目的に開催しています。懇談会には、産官学懇談会事業等委員会メンバーだけでなく、広く関係者に入っていただきます。懇談会の議論を踏まえて、産官学シンポジウムで取り上げるテーマを選定します。
産官学少人数懇談会の様子
産官学懇談会事業等委員会
- 委員長
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近藤 尚己京都大学大学院医学研究科教授
- 委員
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岡田 安史エーザイ株式会社代表執行役
釜井 宏行文部科学省研究振興局ライフサイエンス課長
熊谷 裕輔アステラス製薬株式会社担当役員
下田 裕和経済産業省商務情報政策局生物化学産業課長
白神 誠日本大学名誉教授、ノーベルファーマ株式会社執行役員
武岡 紀子サノフィ株式会社マーケットアクセス部門長兼流通本部長代理
武田 俊彦元厚生労働省医政局長
中村 洋慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授
成川 衛北里大学薬学部臨床医学教授
野口 晴子早稲田大学政治経済学術院教授
三浦 明日本医療研究開発機構(AMED)理事
水谷 忠由厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課長
山田 謙次日本製薬工業協会医薬産業政策研究所所長
五十音順, 2024年1月1日