公益財団法人 医療科学研究所

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PROJECTS医研の事業

「危機的状況における健康の社会的決定要因を考慮した対策」プロジェクト(2026-2027年度)

プロジェクトのねらいと概要

災害やパンデミック、地球温暖化や不況などの危機的な状況は複雑で集合的な影響を発生させる。例えば新型コロナウイルス感染症は、感染症そのものの直接的な影響に加えて、社会活動が対策により停滞した結果、非正規雇用の多い女性を中心に自殺が増加したことが厚生労働白書で報じられた。危機的状況において、短期的な視点で危機そのものへの対応に注目が集まりがちであるが、健康の社会的決定要因を考慮した広い視点からの対策がなくては、間接的だが大きな健康影響を見過ごしてしまう可能性が大きい。これは時間軸によっても変わるものであり、短期的および中長期的な視点が求められる。

日本においても健康の社会的決定要因が日本でも注目され、近年では国の健康政策である健康日本21(第3次)においてもその概念が大きく取り入れられ、健康に影響する社会環境の考慮が重視されるようになっている。しかしながら、危機的状況においてはその直接的な危機が重視されるがゆえに、社会的決定要因を含めた幅広い視点での対策が取られにくい。しかし危機対応は直接的な影響だけでなく間接的な影響を含めた対策が総合的に立案されるべきであろう。

そこで本プロジェクトでは新型コロナウイルス感染症、東日本大震災、地球温暖化の3つの危機的状況について幅広い健康影響を明らかにし、今後の危機的状況への対応における指針となることを目指す。

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