医療科学フォーラム開催のご案内
公益財団法人医療科学研究所では、若手研究者の研究報告や、医研事業の成果発表を行う「医療科学フォーラム」を不定期に開催しております。
今回は、医研の研究助成対象者に研究報告を行っていただきます。以下に開催要項をご案内いたします。
<日時>
2026年9月29日(火)午後6:00~7:30
<報告>
「医療・介護レセプト連結データを用いた教師無し機械学習による新規要介護認定者のサブタイピング」
岩上将夫先生(筑波大学医学医療系 デジタルヘルス分野 教授)
※2023年度医研研究助成対象
<抄録>
本研究では、日本の2市の医療・介護レセプト連結データを用いて、日本の新規要介護認定者の教師無し機械学習によるサブタイピングを行い、どのようなサブグループに分かれ、どのような転帰をたどるか検討した。1つ目の研究では、臨床的な観点からサブタイピングを行うため、医療レセプトから定義した22疾患を元にクラスタリングを行ったところ、6つの臨床サブタイプ(筋骨格系疾患・感覚機能異常タイプ、心疾患タイプ、神経疾患タイプ、呼吸器疾患・悪性腫瘍タイプ、インスリン依存性糖尿病タイプ、その他)が同定され、その死亡・介護度悪化リスクが異なることを示した(Ito Y, et al. Sci Rep, 2024,14,14911)。2つ目の研究では、介護的な観点からサブタイピングを行うため、要介護認定調査の74項目を元にクラスタリングを行ったところ、5つの機能サブタイプ(軽度身体タイプ、軽度認知タイプ、中等度身体タイプ、中等度多因子タイプ、重度多因子タイプ)が同定され、また22疾患の情報を追加しても同様のサブタイプに分かれることが確認され、その予後(死亡、入院、介護施設入所、介護度悪化)は異なることを示した(Hamasaki Y, et al. J Am Med Dir Assoc, 2025,26,105589)。今後はサブタイプごとに最適な医療・介護サービスを検討したり、介入研究を計画したりすることが望まれる。
<座長>
野口晴子先生(早稲田大学政治経済学術院教授)
<参加お申し込み>
以下のURLよりお申し込みください
https://us06web.zoom.us/meeting/register/8kLz90AiRn-raBJr036OEQ
※登録後、Zoomから参加に関する情報の確認メールが届きます
※届かない場合、「迷惑メール」に振り分けられている可能性がありますので、そちらをご確認ください
※9月25日までにお申し込みの方には事前配布資料をお送りします
<この件に関する問い合わせ先>
公益財団法人医療科学研究所事務局
担当:五十嵐、川村
電話:03-5563-1791
メール:jimukyoku@iken.org