公益財団法人 医療科学研究所

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医療科学フォーラム開催のご案内

公益財団法人医療科学研究所では、若手研究者の研究報告や、医研事業の成果発表を行う「医療科学フォーラム」を不定期に開催しております。
今回は、医研の研究助成対象者に研究報告を行っていただきます。以下に開催要項をご案内いたします。

<日時>
2026年10月27日(火)午後6:00~7:30

<報告>
「慢性腎臓病の多職種連携によるカーボンフットプリント削減:日立市の事例」
永井 恵先生(筑波大学附属病院日立社会連携教育研究センター/日立製作所 日立総合病院 腎臓内科〔兼任〕)
※2023年度医研研究助成対象

<抄録>
慢性腎臓病(CKD)は国民の約5人に1人が罹患する疾患であり、進行に伴う透析医療は多大な環境負荷をもたらす。CKDの進展予防は、患者の生命予後や生活の質の改善に加え、医療に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の削減につながる可能性がある。本研究では、日立市におけるかかりつけ医と腎臓専門医の病診連携および多職種連携によるCKD診療が、腎機能とカーボンフットプリント(CFP)に及ぼす影響を検討した。2018年4月から2021年4月までに日立総合病院を受診したCKD患者187人を対象とし、紹介受診前後の腎機能およびGHG排出量を評価した。腎機能の経時的変化から推定した介入後の予測値と、最終調査時の実測値を比較した。対象患者の平均年齢は72歳であった。専門医受診前にはeGFRの低下を認めたが、受診後17.8か月の追跡では腎機能の維持が認められた。最終調査時の年間CFPは、実測値471 kgCO₂e/人に対し、腎機能が介入前と同様に低下したと仮定した予測値は894 kgCO₂e/人であった。女性ではそれぞれ606 kgCO₂e/人、869 kgCO₂e/人であった。以上より、地域における病診連携と多職種によるCKD進展予防は、腎機能の維持を通じて医療の環境負荷軽減に寄与する可能性が示された。持続可能な腎臓医療の実現には、CKDの早期発見と適切な介入の普及が重要である。

<座長>
近藤克則先生(千葉大学予防医学センター特任教授)

<参加お申し込み>
以下のURLよりお申し込みください
https://us06web.zoom.us/meeting/register/PYwVamzzQ8uskLb4eFU7DQ
※登録後、Zoomから参加に関する情報の確認メールが届きます
※届かない場合、「迷惑メール」に振り分けられている可能性がありますので、そちらをご確認ください
※10月26日までにお申し込みの方には事前配布資料をお送りします

<この件に関する問い合わせ先>
公益財団法人医療科学研究所事務局
担当:五十嵐、川村
電話:03-5563-1791
メール:jimukyoku@iken.org

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