2023年8月17日
「自然に健康になれる環境づくり」に向けたヘルスケア産業の変革
-誰も取り残されないウェルビーイングの達成に向けて-
開催のご案内
公益財団法人医療科学研究所は、2023年9月15日(金)「自然に健康になれる環境づくり」に向けたヘルスケア産業の変革-誰も取り残されないウェルビーイングの達成に向けて-をテーマに医研シンポジウム2023を開催いたします。
本シンポジウムは会場開催(全社協・灘尾ホール)とオンラインシステムを使用したWeb配信で同時開催いたします。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
<開催趣旨>
社会環境にアプローチする健康づくりの取組が注目されています。2024年度から始まる新しい国民の健康づくり運動「健康日本21(第三次)」の基本的な方向でも、「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」に向けて、「自然に健康になれる環境づくり」を目指すことがうたわれています。健康観も変化し、身体と心の健康に加え「社会的な健康」への関心が高まっています。社会との心地の良いつながりを保ち、生きがいを持って生活することです。
一方、社会環境の改善と併せて喫緊の課題となっているのが、もう一つの環境、すなわち地球環境への対応です。ESG投資やカーボンプライシングの制度への対応がヘルスケア産業にも例外なく求められるようになりました。地球環境の保全は、現在の我々世代の健康づくりのための社会環境整備が地球環境を破壊し、将来生まれてくる世代を犠牲にすることは避けなければなりません。それは世代間の健康格差を広げることにつながります。社会環境と地球環境を、双方の調和を保ちながら守り育てるためには、ヘルスケア産業を含めた多様なプレイヤーがその価値を理解し、自分事として参画し、連携していくことが求められます。しかし実際は、公共事業や企業のCSR(社会責任)の取組として進められているのが現状であり、その質も規模も不明確で、おそらく十分ではありません。健康づくり・環境づくりが、コストではなく真に価値(バリュー)のある投資対象となるためにはどのような社会システムが必要なのでしょうか。
本シンポジウムでは、ヘルスケアにかかわる識者5名にご参集いただき、誰もが「自然に健康になれる環境づくり」についての論点を整理し、具体的な実践事例をご紹介いただきつつ、今後の取組の在り方、求められる社会の仕組みについて議論します。本シンポジウムが、誰もが取り残されず、豊かに生活できる、そして持続可能な社会の実現に向けて、多くの皆様が次の一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
シンポジウム座長
京都大学大学院医学研究科社会疫学分野主任教授
医療科学研究所理事
近藤 尚己
座長基調講演 | 京都大学大学院医学研究科社会疫学分野 主任教授 | 近藤尚己 |
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演者・ パネリスト (発表順) |
株式会社ミナケア 代表取締役社長・医師 | 山本雄士 |
経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長 | 橋本泰輔 | |
国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域 国際資源持続性研究室 室長 | 南齋規介 | |
アストラゼネカ株式会社 執行役員 オペレーション本部長 | 濱田琴美 | |
株式会社博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センター 研究開発5グループ 上席研究員 | 松本友里 |
(敬称略)
- 後 援
- 厚生労働省
- 日 時
- 2023年9月15日(金)13:30~17:00
- 会 場
- 現地会場:全社協・灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビルLB階)
オンライン会場:Zoomウェビナー - 参加申込
- 入場無料・要予約
※会場参加には事前のお申込みが必要です。
※当日シンポジウム会場で講演資料を配布いたします。
10月上旬より、シンポジウムの講演動画を医研ホームページにて公開する予定です。
本件に関する問い合わせ先
公益財団法人医療科学研究所
事務局 川村・今上
電話:03-5563-1791 E-mail:jimujimu@iken.org