2025年8月22日
地域医療構想と地域包括ケアシステムの到達点と課題
開催のご案内
公益財団法人医療科学研究所は、2025年9月29日(月)「地域医療構想と地域包括ケアシステムの到達点と課題」をテーマに医研シンポジウム2025を開催いたします。
本シンポジウムは会場開催(全社協・灘尾ホール)とオンラインシステムを使用したWeb配信で同時開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
<開催趣旨>
中長期的な人口構造や地域の医療ニーズの質・量の変化を見据えながら、都道府県の病床の機能分化と連携を進めるため、2015年、厚生労働省より「地域医療構想」のガイドラインが発出され、それをもとに地域ごとの医療需要に合わせた病床数を定め、2025年をゴールとする取り組みが進められてきた。一方、それより早く各市町村では、地域の医療介護福祉そして生活支援の切れ目ない連携体制を構築し、高齢者など何らかの助けがあれば住み慣れた地域で生活を継続できる人たちを支えることを目的として、「地域包括ケアシステム」が2014年に法定化され、整備が進められてきた。途中、新型コロナウイルスのパンデミックがあるなど、予定外の障害もあり、両者とも当初の想定どおりに進められたとは言い難いところも存在する。とはいえ、各地の地域包括ケアシステム進展は目覚ましい。また昨年、今後の高齢者人口がピークを迎える2040年代初めとその先を見据えて、「新たな地域医療構想」が発表されている。こうした新しい体制を成功させるためには、過去の政策や実践活動に関する公正な評価が必要と考える。
本シンポジウムでは、「地域医療構想」と「地域包括ケアシステム」のこれまでを振り返り、国の政策や自治体および関係者の取り組みの妥当性を含め、どこまで進化してきたのか、課題が緩和できたのか、何が新たな課題として出現したのかについて議論し、今後の地域包括ケアシステムと医療構想を考える確固たる基盤の提供を企図する。
シンポジウム座長
公立大学法人埼玉県立大学理事長
慶應義塾大学名誉教授
田中 滋
座長基調講演 | 公立大学法人埼玉県立大学理事長/慶應義塾大学名誉教授 | 田中 滋 |
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演者・ パネリスト (発表順) |
学習院大学経済学部教授 | 鈴木 亘 |
ニッセイ基礎研究所上席研究員 | 三原 岳 | |
公立大学法人埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科・研究開発センター教授 | 筒井 孝子 | |
福岡国際医療福祉大学看護学部教授 | 松田 晋哉 |
(敬称略)
- 後 援
- 厚生労働省
- 日 時
- 2025年9月29日(月)13:30~17:00
- 会 場
- 現地会場:全社協・灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビルLB階)
オンライン会場:Zoomウェビナー - 参加申込
- 入場無料・要予約
※積極的な会場でのご参加をお待ちしております(事前のお申込みが必要です)。
当日の講演動画は医療科学研究所ホームページにて、10月下旬より公開予定です。
本件に関する問い合わせ先
公益財団法人医療科学研究所
事務局 川村・今上
電話:03-5563-1791 E-mail:jimujimu@iken.org