公益財団法人 医療科学研究所

公益財団法人 医療科学研究所

PROJECTS医研の事業

【5月18日】産官学シンポジウム2024 開催のご案内

会場開催(全社協・灘尾ホール)・オンライン(Zoom)同時開催

2024年4月12日

ヘルスケア産業による日本の強みとは何か?

開催のご案内

公益財団法人医療科学研究所は、2024年5月18日(土)「ヘルスケア産業による日本の強みとは何か?」をテーマに産官学シンポジウム2024を開催いたします。
本シンポジウムは会場開催(全社協・灘尾ホール)とオンラインシステムを使用したWeb配信で同時開催いたします。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

<開催趣旨>

世界の創薬の潮流は、かつては低分子医薬品の開発、すなわち化学合成による創薬が中心であったが、21世紀に入って、徐々にバイオ創薬がその比重を高めており、さらに核酸医薬、細胞治療や遺伝子治療など、新たな技術が生み出されることにより、モダリティはいよいよ多様化している。日本のヘルスケア産業の課題として、これら新規モダリティにおいて、イノベーションが生まれにくい、構造的な状況に陥っているとも言われ、創薬面の「遅れ」や「弱さ」が最近ではクローズアップされている。これら日本の「弱み」を克服する方策に関しては、様々な場で多様な議論が為されている。

確かに日本のヘルスケア産業全体、というマクロな観点で見れば、バイオ創薬面での遅れなど、「弱み」に注目が集まりがちであり、克服する努力は必要であるが、一方で、特定の創薬技術や疾病領域、さらには生産技術など、よりミクロな点に目を向ければ、キラッと輝く「強み」も浮かび上がってくる。そして、企業の創薬を基礎の面で支える、日本のアカデミア発の創薬シーズについても、ブロックバスターにつながるポテンシャルを持ったものが決して少なくないと言われている。疾患治療も以前のように生活習慣病や感染症、アレルギー疾患等、Common Diseaseが中心であった時代から、より希少疾患や個別治療が中心の時代へと移行しつつあり、Commonな技術に加え、個別の技術の優越性が、すなわち「強み」が重要になってきている。

当シンポジウムは、この「強み」に焦点を当てることにより、「なぜ強みとなり得たのか」、「その強みの本質は何なのか」、「その強みを生かすためにはどのような環境が必要なのか」、「強みを持つために、もしくは強みをさらに強化するために、行政としてはどのような施策、制度を考えていけるのか」などを議論する場としたい。

シンポジウム座長
北里大学大学院薬学研究科教授
医療科学研究所理事
成川 衛

座長基調講演 北里大学大学院薬学研究科教授 成川 衛
演者・
パネリスト
(発表順)
エーザイ株式会社常務執行役 大和 隆志
JCRファーマ株式会社常務取締役研究本部長 薗田 啓之
文部科学省研究振興局ライフサイエンス課長 釜井 宏行
経済産業省商務・サービスグループ生物化学産業課長 下田 裕和

(敬称略)

後 援
厚生労働省
日 時
2024年5月18日(土)13:30~17:00
会 場
現地会場:全社協・灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビルLB階)
オンライン会場:Zoomウェビナー
参加申込
入場無料・要予約 ※積極的な会場ご参加をお待ちしております。(会場参加には事前のお申込みが必要です。)
当日ご参加いただけないお客様のために、医療科学研究所ホームページにて、6月中旬よりシンポジウムの動画を公開する予定です。

本件に関する問い合わせ先
公益財団法人医療科学研究所
事務局 川村・今上
電話:03-5563-1791 E-mail:jimujimu@iken.org

TOP