公益財団法人 医療科学研究所

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PROJECTS医研の事業

【5月24日】産官学シンポジウム2025 開催のご案内

会場開催(全社協・灘尾ホール)・オンライン(Zoom)同時開催

2025年4月18日

日本の創薬の未来を考える

開催のご案内

公益財団法人医療科学研究所は、2025年5月24日(土)「日本の創薬の未来を考える」をテーマに産官学シンポジウム2025を開催いたします。
本シンポジウムは会場開催(全社協・灘尾ホール)とオンラインシステムを使用したWeb配信で同時開催いたします。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

<開催趣旨>

日本の創薬の未来を考える上で、バリューチェーンのどこを強化しなければならないか? オープンイノベーションなども含め、創薬エコシステムのどこに課題があり、どう改善していったら良いのか?ということが、非常にシンプルな疑問ではあるが、その確固とした答えを誰も導き出せていない、というのが素直な所見であろう。そんな中、いよいよ多様化し、高度化するモダリティにおいて、我が国からはイノベーションが生まれにくいという現状があり、構造的な課題が指摘されている。日本の創薬の未来に不安を感じざるを得ないという意見が述べられても不思議ではない。

一方で、ここ数年、行政が主導する形で日本の創薬力強化策が様々な場面で議論されてきており、医療費の高騰への対処や薬剤費の抑制という観点からの政策論議ではなく、バリューの公正な評価、イノベーションの評価などを含む多面的な観点による政策が論じられてきている。真に価値のある薬剤、新たなイノベーションを生み出す力を持つ企業にとっては明るい材料であり、果敢にリスクテイクをするだけの価値が生じつつある。

世界に目を向ければ、ベンチャー・スタートアップがイノベーションの重要な一翼を担う場面がしばしば見られる。自前でバリューチェーンの全面展開を行い、自社らしさを強調する時代から、オープンイノベーションやアウトソーシングを活用しつつ、自社の保有するリソースを最適化する時代へと大きく変化している。エクスターナル・リサーチとネットワークの戦略的な活用により、自社で保有するクリエイティブな強みをいかに効率的に発揮できるか、ということが日本企業にも求められている。また、AIやiPS細胞の活用によって研究活動を飛躍的に効率化させることも、もはや当然のこととして重要になっている。

当シンポジウムは、日本の創薬について多面的な考察を行い、その課題と可能性を洗い出すことにより、日本の創薬の未来が輝きを放てるよう、産・官・学それぞれの観点から自由闊達に議論する場としたい。

パネルディスカッション座長
北里大学大学院薬学研究科教授
医療科学研究所理事
成川 衛

座長基調講演 北里大学大学院薬学研究科教授 成川 衛
パネリスト
(発表順)
厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課長 水谷 忠由
京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構(iACT)
ビジネスディベロップメント室長 特定教授
小栁 智義
Catalys Pacific ファウンダー 兼 マネージングディレクター BT スリングスビー
一般社団法人医薬品開発能力促進機構 設立理事 中鉢 知子
アクセリード株式会社取締役 Co-CEO 兼 CTO 池浦 義典

(敬称略)

後 援
厚生労働省
日 時
2025年5月24日(土)13:30~17:00
会 場
現地会場:全社協・灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビルLB階)
オンライン会場:Zoomウェビナー
参加申込
参加無料・要予約 ※積極的な会場ご参加をお待ちしております。(会場参加には事前のお申込みが必要です。)
当日ご参加いただけないお客様のために、医療科学研究所ホームページにて、6月下旬よりシンポジウムの動画を公開する予定です。

本件に関する問い合わせ先
公益財団法人医療科学研究所
事務局 川村・今上
電話:03-5563-1791 E-mail:jimujimu@iken.org

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